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直前対策講座:インターネットアドレス

AOBA's Information Processing Education



1998/08/22

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「平成8年春期 第2種 午後 問5」

問5 インターネットアドレスに関する次の記述を読んで、設問に答えよ。

 インターネットプロトコルでは、インターネットアドレスと呼ばれる32ビットのアドレスが用いられる。インターネットアドレスは、接続されるネットワークの中で一意になるように各ホストに割り振られる。
 インターネットアドレスは図1に示すようにネットワーク部とホスト部から構成され、ネットワークの規模によってA,B,Cの3クラスに分かれる。
 ある大学がキャンパス内ネットワークを構築することになった。このネットワークではクラスBのインターネットアドレスを採用する。このネットワークに接続するホストの予想台数を表に示す。

図1

表 キャンパス内ネットワークに接続するホストの予想台数

学部ホスト台数
理学部2,100
工学部1,600
経済学部1,400
経営学部1,000
法学部800
教育学部600
文学部600
合計8,100

設問 次の記述中の(  )に入れる正しい答えを、解答群の中から選べ。

  1.  このネットワークで、各ホストを一意に識別するために最小限必要なビット数は、( a )である。
  2.  ホスト部の一部をサブネットアドレスとして利用することになった。サブネットアドレスを利用することによって、一つのネットワークを細分化されたネットワークの集合体とみなすことができるようになる。図2にサブネットの構成を示す。
     ただし、図2の各部について、すべてのビットが0の場合とすべてのビットが1の場合は、アドレスとして使用しないこととする。
  3.  このネットワークでは、サブネット部で学部を表す。ホスト部は、ホスト台数が最も多い学部のホスト台数を表せる最小限のビット数とする。このビット数は、( b )である。
  4.  3.で求めたビット数をホスト部として割り当てると、サブネット部で表せる学部数の上限は、( c )である。

図2

解答群
 ア 4  イ 8  ウ 10  エ 11  オ 12
 カ 13  キ 14  ク 15  ケ 16  コ 32


解説

 インターネットアドレスに関する問題というよりも、2進数に関する問題です。nビットで区別できる種類が2nであることさえ知っていれば(たぶん)解けるでしょう。
 ところが、これを結構誤る人がいるんですよね。これを誤る人はまったく何も知らない人か、逆に、log2なんかを考えて失敗する人です。

 まず、1ビットあれば0と1の2種類(この問題では台数)が区別できます。2ビットあれば0,1,2,3の4種類が区別できます。3ビットあれば0,1,2,3,4,5,6,7の8種類が区別できます。つまり、ビットが1増えると区別出来る種類が2倍なりますよね。
 たとえバカと言われようと、ビット数と区別できる数の対応を表に書きましょう。この表を書くのに、30秒位しかかかりませんよ。

 表 ビット数と区別できる数の対応

ビット数1011121314
区別できる数1632641282565121024204840968192....

aについて
 合計台数の8100を区別できるビット数を求めます。上記表より、12ビットでは足りず、13ビットあれば8192まで区別できますので答えは13です。

bについて
 ホスト台数が最も多い(理学部の台数)2100を区別できるビット数を求めます。上記表より、11ビットでは足りず、12ビットあれば4096まで区別できますので答えは12です。

cについて
 サブネット部は16−12=4ビットとなりますので、4ビットで区別できる数を考えます。上記表より4ビットで区別できる数は16ですが、このうち(0000)2と(1111)2の2つは使用できませんので、求める答えは14です。

 今週は以上です。
 ではまた来週。


解答

a−カ   b−オ   c−キ