AOBA's Information Processing Education
1998/12/12
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「平成6年秋期 第2種 午前」 問61 LANで用いられるアクセス方式はどれか。
ア CSMA/CD イ HDLC手順 ウ PCM
エ X.25 オ ベーシック手順(基本形データ伝送制御手順)問62 オペレーティングシステムにおいて、あるプログラムを実行中に、入出力などで処理装置に待ちが生じたとき、処理装置を直ちに別のプログラムの実行に割り当てる。このようにして、システム全体としての処理効率の向上をねらう方式を何というか。
ア エミュレーション イ タイムシュアリング ウ 多重プログラミング
エ パイプライン処理 オ リアルタイム処理問63 対話型処理システムのヒューマンインタフェースを向上させるため、ファイル,プリンタなどの資源やコマンドなどを分かりやすい図形やパターンで表現し、画面に表示する。この図形やパターンを何というか。
ア アイコン イ カーソル ウ スクロール
エ マウス オ メインメニュー問64 あるオンラインシステムにおいて、1件のトランザクションを処理するのに要する処理装置の命令実行数は、約5万ステップ(命令)である。この処理装置は1秒間に平均1千万命令を実行できるとすると、処理装置の使用率が80%のとき1秒間に処理できるトランザクションはおよそ何件か。ただし、このシステムでは処理装置の能力だけでトランザクションの処理件数が決まるものとする。
ア 16 イ 20 ウ 160 エ 200 オ 250
問65 オンラインシステムにおいて、利用者が問合せ又は要求終了を端末で指示してから、その端末に処理結果の出力が始まるまでの時間を何というか。
ア アクセス時間 イ 応答時間 ウ ターンアラウンドタイム
エ プロセス時間 オ リアルタイム問66 2系統の処理装置が完全に同じ処理を行い、結果を照合して正常性を確認しながら処理を進めるシステムはどれか。
ア シンプレックスシステム イ 多重プロセッサシステム
ウ デュアルシステム エ デュプレックスシステム
オ ロードシェアシステム問67 次の図で表現されている計算機システムの構成を何というか。
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ア シンプレックスシステム イ 多重プロセッサシステム
ウ タンデムシステム エ デュアルシステム
オ デュプレックスシステム問68 システムの信頼性を表す指標として、平均故障間隔(MTBF)と平均修理時間(MTTR)がある。この二つの指標を用いてシステムの稼働率を表した式はどれか。
ア (MTBF+MTTR)/MTBF イ MTBF/(MTBF+MTTR)
ウ MTTR/(MTBF+MTTR) エ MTBF/MTTR
オ (MTBF+MTTR)/MTTR問69 システムの信頼性,保全性,機密性に関する用語”RASIS”において、3文字目のSは何を表すか。
![]()
ア Safety イ Selectivity ウ Sensitivity
エ Serviceability オ Simplicity問70 2台のコンピュータを並列に接続して使う場合、1台目と2台目のそれぞれのMTBF(平均故障間隔)とMTTR(平均修理時間)及び稼働率が次の数値であるとき、システム全体の稼働率は何%か。
項 目 MTBF MTTR 稼働率 コンピュータ1 480時間 20時間 96% コンピュータ2 950時間 50時間 95% ア 90.25 イ 91.2 ウ 95.5 エ 96.5 オ 99.8
解説 問61について
LANは各ノードで回線を共有しており、さらに、同時に複数組のノードが通信を行います。このとき、ある瞬間において、どのノードが通信を行うかを制御する方式を、アクセス方式といいます。
アクセス方式には、TDMA方式,CSMA/CD方式,トークンパッシング方式があります。TDMA方式(時分割多重化方式)
各ノードに通信可能な時間を時分割に割り当てる方式
CSMA/CD方式
回線が空いているかどうかを各ノードが常に検出し、空いていればデータを送信する方式
トークンパッシング方式
トークンと呼ばれるデータ送出権をネットワーク上で巡回させ、そのトークンを持つノードだけがデータを送信できる方式HDLC手順(ハイレベルデータリンク手順)
伝送制御手順の一つ。伝送データの形式をフレームと呼ばれる形式にすることによって、ブロック単位に相手の確認を必要とせず、一方的にデータ伝送が行える手順。
PCM
通信ネットワーク上でアナログ信号を伝送する場合、アナログ信号をディジタルに変換して送信し、受信側で元のアナログ信号に戻す。この時に行う一連の手順または方式のこと。
X.25
ITU−Tが勧告しているパケット通信プロトコル
ベーシック手順(基本型データ伝送制御手順)
伝送制御手順の一つ。伝送制御キャラクタ(伝送制御用の特殊な1バイト)の組合せにより制御の手順を取り決め、データブロック単位に相手の受信を相互に確認しながらデータ伝送を行う手順。問62について
問題の文章は、多重プログラミングの記述です。エミュレーション
他の機種で動作しているプログラムを、自分の機種上で動作させる時、これをハードウェア的に(正確にはマイクロプログラムで)行うこと。なお、これをソフトウェア的に行うことを、シミュレーションという(ただし、エミュレーションとシミュレーションの区別が、なくなりつつあるような気もします)。
タイムシュアリングシステム(TSS)
一つのCPUを複数人で時分割(時間で区切ること)に使用することで、複数人が同時に、コンピュータと対話型で利用するための方式。
パイプライン処理
処理装置(CPU)の高速化手法の一つ。命令サイクルをいくつかに分割し、一つの命令実行を待たずに、次の命令を実行する方式。
リアルタイム処理
コンピュータに処理を要求してから、短い時間内で結果を得ることができる処理形態。リアルタイム処理の逆はバッチ処理。問63について
現在では説明は不要でしょう。問題の文章はアイコンです。問64について
もし処理装置の使用率(CPU使用率)が100%ならば、1秒間に平均して1千万命令を実行します。ただし処理装置の使用率が80%ですので、1秒間に8百万命令しか実行しません。ということで、トランザクション処理件数=1秒間に実行するステップ数/1件当たりのステップ数
=(1千万*0.8)/5万=160件です。
問65について
問題の記述は応答時間(レスポンスタイム)といいます。アクセス時間
磁気ディスクのアクセス時間やメモリのアクセス時間のように、データ入出力の要求があってから、それが完了するまでの時間。
ターンアラウンドタイム
ジョブの処理を依頼してから、完全な処理結果(一般にプリントアウトしたもの)が返送されるまでの時間。主にバッチ処理で用いられるが、もっと広義に解釈して、仕事を依頼してからその結果が得られるまでの時間も、ターンアラウンドタイムという。
プロセス時間
(プロセス時間という特別な用語は存在しないと思いますが...?)
リアルタイム
短い時間のこと。問62の解説を参照。問66について
問題の文章はデュアルシステムの記述です。
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シンプレックスシステム
図のポイントは各装置が1台だけで構成される点。コストは最小で済むが、システム内のどれかが故障するとシステムダウンする。
デュプレックスシステム
図のポイントは切替器の存在。一方の系に故障が発生すると、直ちにもう一方の系に切替えて処理を続行する。
デュアルシステム
図のポイントは各装置がすべて2台存在し、ミラーリングを行う点。正常時は二つの系が同じ処理を行い、二つの系の処理結果を比較している(ミラーリングを行っている)。コストは最大だが信頼性が高い。
多重プロセッサシステム
図のポイントは複数の処理装置が主記憶装置を共用する点。一つの処理を分散して、複数台の処理装置で処理を行う。
タンデムシステム
図のポイントはFEP(前置処理装置)とBEP(後置処理装置)の存在。主となる処理装置の前後に処理装置を置くことによって、主となる処理装置の負荷を軽減する。問67について
問66を参照。問68について
システムの稼働率とは要するに、そのシステムが(ある瞬間に)動作している確率です。
例えば、ある連続運転するシステムが、1日(24時間)に平均して18時間動作する(6時間時間故障する)ならば、そのシステムの稼働率は75%となります。
平均故障間隔(MTBF)は、故障が発生してから次の故障が発生するまでの平均時間であり、これはつまり、そのシステムが故障せずに動作している平均時間です。平均修理時間(MTTR)は1回の故障でその修理に要する時間であり、そのシステムが動作していない平均時間です。
ということで、そのシステムが動作している確率は、あるスパン(MTBF+MTTR)内において、それが動作している時間(MTBF)の比率ですので、求める答えは、MTBF/(MTBF+MTTR)です。問69について
R:信頼性(一定期間安定して動作する能力; Reliability)
A:可用性(動作している時間的な割合; Availability)
S:保全性(故障発生時の修理の容易さ; Serviceability)
I:完全性(データ破壊などの、重大な故障を発生させない能力; Integrity)
S:安全性(不正な侵害からデータの機密を保護する能力; Security)
問70について
”2台のコンピュータを並列に接続する場合”です。直列ではありません。
並列の場合は、2台同時に故障しない限りシステムは動作するのですから、このときの稼働率は以下の式で表すことができます。(並列)稼働率=1−2台同時に故障する確率
=1−コンピュータ1が故障する確率*コンピュータ2が故障する確率
=1−(1−0.96)*(1−0.95)=0.998なお、もし仮に2台を直列に接続した場合は、稼動率は以下のようになります。
(直列)稼働率=コンピュータ1が動作する確率*コンピュータ2が動作する確率
=0.96*0.95=0.912
解答
問61 ア 問62 ウ 問63 ア 問64 ウ 問65 イ
問66 ウ 問67 イ 問68 イ 問69 エ 問70 オ