すー:先生,また,私ですか?
ジャン:この号も遅れていますからね。
すー:まきさんに登場してほしいという声もありますよ。
ジャン:すーちゃん,ファンも多いですよ。
すー:私,最近,サインの練習してます。
ジャン:印鑑より,サインの方がいいよね。印鑑出さなくていいし,朱肉を探したりしなくてもいいし。
すー:ジャン先生と,新幹線とか乗っていて,「すーちゃんですかって,サインして下さい」って,言われてもあわてないように準備してます。
ジャン:職場で,回覧が回ってきて,印鑑を押す覧があるじゃないですか。私が,事務系の仕事をしていたときに,サインとか,チェックでいいよって変更しました。あれで,引き出しの中から印鑑を探す手間が減りましたね。
すー:先生のサインは,あるんですか?
ジャン:サインして下さいって,言われると,構えてしまいますよね。私も練習しなくちゃ。すーちゃん,いいの考えてください。
すー:先生の引き出し,ぐちゃぐちゃで,印鑑探すの大変なんでしょう。
ジャン:もう,夏も終わりましたね。
すー:先生,暑中見舞いありがとうございました。汚い字でしたね。あれって,年賀状の返事?
ジャン:あと20枚ほど,書いていなんですよね。急いでかかなくちゃ。
すー:先生,このはがき,宛名不明で戻ってきてますね。先生,これって,郵便番号しか書いてないじゃありませんか。これではさすがに届かないですよ。
ジャン:失敗,失敗。これに名前さえ,いれておけば,届いたかも。でも,よく戻ってきましたね。
すー:「あて名不完全で配達できません。「瀬谷」「小松崎」ってはんこ押してあるじゃないですか? これって,なんか,山の方か,海の方か,行って戻ってきたのでしょうね。
ジャン:〒番号しか書いてないので,岐阜で戻せばいいのに?
すー:先生,これって,岐阜で投函しました?
ジャン:職場の職員旅行中に出したので,紀伊半島かも。
すー:良かったですか。
ジャン:岐阜の山も木が多いけど,紀伊半島は,木の緑ばっかしという感じですよ。細い葉っぱでなくて,ひらひらの葉っぱが多かったです。
すー:先生,それって,針葉樹が少なくということですね。
ジャン:すーちゃん,インテリ!
すー:あそこらへん,紀ノ国とかいうじゃないですか,それって,もともと,木(き)の国だったかもしれませんね。
ジャン:でも,漢字が違うよ。
すー:漢字は,中国から伝わって来てからです。日本語の「き」の方が,本質的ですよ。
ジャン:すーちゃん,ますますインテリですね。かっこうに似合わず。
すー:今日の服,いい?
ジャン:いいけど。胸も出しすぎじゃない。
すー:私が先生といっしょに,大学のキャンパス歩くと,「援助交際カップル」とか言われてますよ。(^^);
ジャン:すーちゃん,将来はどういう予定?
すー:大学卒業したら,アメリカに行って,上場しそうな会社の広告担当をして,製品の発表会で写真を撮られるのが夢かな。それから,アメリカの大学を卒業した,中国系のジェッキー・チェンのような男性と結婚するの。
ジャン:具体的!
すー:中国の男性って,ご飯作ってくれるし,やさしいって,先生に聞いていので,私の夢にいれちゃいました。
ジャン:白人の男性は?
すー:子供はかわいくなりそうだけど。奥さんにいろいろ注文つけそうじゃないですか? 家でパーティするときに,あの人にゴマをすれとか。ゴマをするの好きだけど,指示されるのは,ちょっと嫌かなって。料理の下手なだんなさんも,嫌かなって。
ジャン:料理がヘタという根拠は?
すー:アメリカの料理って,なんか,あんまりおいしくないじゃないですか? 食事は,中国8000年の歴史ですよ。男性が料理をする国だし。
ジャン:中国って,8000年の歴史なんですか?
すー:適当にいってみただけ(^^); 先生,中華料理の話しより,問題にいきましょう。
ジャン:そうそう,あんまり,おしゃべりしていると,さっさと出せって言われますよ。
すー:先生,さっき奥さんに叱られていたじゃないですか?
ジャン:あれは,勤マガとは関係ないですよ。
すー:さて,何がばれたかな。私も情報提供して,先生の奥さんにケーキごちそうになろうっと。
ジャン:さあ,やるよ。
すー:はい。
ジャン:今回は,初級システムアドミニストレータ午後平成11年春問1ですね。すーちゃん,線をどこにひきましたか?
売上データの分析に関する次の記述を読んで,設問 1〜4 に答えよ。
Y マートは,W 県下にスーパマーケット
15 店舗を展開する中堅小売業者である。
5
年前にすべての店舗に POS
システムを導入し,在庫状況の把握や発注点管理の改善に努めてきた。
今後のさらなる業務改善のための資料として,詳細な売上データの蓄積を最近開始した。このデータは,次のスキーマをもつ売上データに格納されている。表“売上”の各レコードは,レシート 1
枚分の売上,すなわち 1 件の売上に相当している。
売上(売上 ID,日付,時刻,店舗コード,総額,レジ番号,担当者 ID)商品 ID にはそれぞれの商品ごとに固有の値が割り当てられているのに対して,商品分類コードには商品の分類ごとに固有のコードが割り当てられている。例えば,X 社のシャンプーと Z社のシャンプーとでは,商品 ID は異なっているが,商品分類コードにはシャンプーを表す同じコードが割り当てられる。
明細(売上 ID,商品 ID,数量)
商品(商品 ID,商品分類コード,名称,単価)
分析項目 1:
同じ分類の商品を同時に複数購入することを,“まとめ買い”と呼ぶ。分析項目 2:
まとめ買いされることが多いのは,どの分類の商品であろうか。
まとめ買い傾向の高い商品については,多数の商品をまとめて陳列したり,まとめ買いに対して割引を実施したりすることによって,顧客の購買意欲の高揚や集客といった効果が期待される。
ある分野の商品を購入した顧客が別の分類の商品も同時に購入することを,“同時購入”と呼ぶ。同時購入されることが多い商品の組合せには,どのような分類のものがあるだろうか。同時購入の割合が高いもの同士は,隣り合わせに陳列することによって,相互に売上を伸ばし合う効果が期待される。しかし,仮に同時購入の割合が高くても,同時購入の件数自体が大きくないと,このような効果は期待できない。設問1
分析をやり易くするために,売上データベースの内容を次のスキーマをもつ分析用データベースに移行する。
売上分析(売上ID,商品分類コード,数量)設問2表“売上分析”に格納するデータを準備するために,次の SQL 文を作成した。
に入れる適切な字句を,解答群の中から選べ。
a,c,d に関する解答群
SELECT. 売上ID,商品分類コード,
(数量)
FROM 売上,明細,商品
WHERE.売上げID =
.売上ID
AND.商品ID =
.商品ID
.売上げID,商品分類コード
ア 売上 イ 商品 ウ 明細b,e に関する解答群
ア AVG イ COUNT ウ MAX エ MIN オ GROUP BY カ HAVING キ ORDER BY ク SUM
分析項目 1 の“まとめ買い”の傾向を調べるために,表のようなまとめ買い商品一覧を作ることにした。この表の
1 行目は,商品分類番号コード 100 の商品を 5
個まとめ買いした例が 20
件あったということを示している。
表には,3
個以上のまとめ買いについての情報だけを格納する。
| 商品分類コード | 数量 | 件数 |
| 100 |
5
|
20
|
| 100 |
4
|
30
|
| 100 |
3
|
25
|
| 110 |
10
|
1
|
| 110 |
5
|
10
|
この表を作るのに必要な情報を抽出するために,次のSQL文を作成した。
にいれる適切な字句を,解答群の中から選べ。
設問3f,g に関する解答群
SELECT 商品分類コード,数量,COUNT(*) FROM 売上分析
商品分類コード,数量
数量 >= 3
ORDER BY,
h,i に関する解答群
ア GROUP BY イ HAVING ウ ORDER BY
ア 商品分類コード イ 商品分類コード DESC ウ 数量 エ 数量 DESC
分析項目 2 の“同時購入”について,“商品分類 A
の商品を購入した顧客が,同時に商品分類 B
の商品も購入する”という場合を例に考える。
同時に購入の傾向を示す指標として次の二つを採り上げると,その組合せを図に示す
1〜4 (注)の四つの場合に分けることができる。
(注:実際の問題文では 1〜4
の部分にはギリシャ数字が使われていますが,表記上ここでは算術数字にしてあります)
設問4これら四つの場合のうち,同時購入の傾向が高く,それによる売上げ向上の期待がされるのはどの場合か。適切なものを,解答群の中から選べ。
解答群
ア 1 イ 2 ウ 3 エ 4 オ 1 と 2 カ 3 と 4 キ 1 と 4 ク 2 と 3
ケ 1 と 2 と 3 コ 2 と 3 と 4
今後,性別や年齢層といった各種客の属性を併せて蓄積し,より詳細な購買状況の把握を目指すことにした。売上データベースに顧客属性に関する項目を追加して蓄積する場合,その項目を追加する表として適切なものを,解答群の中から選べ。
解答群
ア 表“売上” イ 表“商品” ウ 表“明細”
すー:私が線を引いたのはこんなところです。
ジャン:スーパーのチェーン店の話しですね。すーちゃん,百貨店とスーパの違いって,知ってる?
すー:スーパーは,普段着で買い物に行けるところで,百貨店だと,着替えて行くところかな。
ジャン:それ面白い分類ですね。ついでに,すーちゃんの分類を聞いておこう。本屋と喫茶店の違いは。
すー:本屋さんは,着替えていくところで,喫茶店は普段着。
ジャン:理由は?
すー:本屋さんで,本を手にしたときに,だれかの視線を感じるとき,素敵と思われなくてはいけないけど,喫茶店は,友達といくんでまあ,普段着でいいです。あと,百貨店も,おしゃれしていくと,店員さんが親切にしてくれますよ。これは,実験済みです。ホテルもそう。泊まって,なにか頼み事があって,フロントに行くときに,きちんとお化粧していくと,対応,いいですよ。
ジャン:へー。今日は勉強になった。
すー:先生,そんな勉強より,シスアドの勉強!
ジャン:そうそう,スーパーと百貨店の違いだけど。基本的には,百貨店は,問屋さんの品をおいて,売っているけど,スーパは自分の品を売っているですよ。
すー:先生,それって,私の分類より数段にわかりにくい説明ですよ。
ジャン:スーパーは,問屋さんから買い取って,売っていて,売れなかったら,スーパーの損害です。百貨店は,売れなかったら,問屋に返品なんです。
すー:じゃ,スーパーの方が,真剣に売りますよね。
ジャン:そうです。仕入するときも,真剣さが違いますよね。また,問屋も,百貨店よりスーパーに卸す方が,値段を下げるでしょう。
すー:先生,そうすると百貨店のメリットは?
ジャン:一種のブランドで,いい場所で,いい雰囲気で買い物を楽しむというところかな。もともとは,百貨店は,「値引きをしない」というのが売りだったですよ。
すー:先生,なんでそれがメリットなんですか?
ジャン:正確な言い方をすると,正札で売るということです。値札を付けたら,その値段でうるとことかな。
すー:なんで,それがメリットなんですか?
ジャン:昔は,お客さんから,値引きを要求されるから,最初から,値段を高めに設定していたんでよ。そういう交渉をする手間をかけずに,薄利多売をするということで,百貨店が生まれたんです。
すー:百貨店が薄利多売っていうのは信じられない!
ジャン:最初は,そうなんですが,だんだんと高級志向になって,薄利多売が無くて,今に至ってます。流通業界では,新しい売り方は,「薄利多売」で参入してくる傾向があります。従来の店に対して,「百貨店」,「百貨店」に対して「スーパー」,「スーパー」に対して,「量販店」です。コンビニなどは,これとは違ったアプローチで,昔の万屋(よろずや)に戻ってますが。
すー:就職するなら,スーパーより百貨店ですよね。聞こえがいいじゃないですか。
ジャン:そうれも一つの傾向なんですが,○○の方が,いいと思って,就職すると,そういう人ばかりの会社になるから,中年になったころにはだめになって,リストラにびくびくになりやすいです。
すー:これはいいことを良いことを聞きました。メモメモ。
ジャン:では,スーパーと百貨店に戻って,さらに,コンビニだけど,一番,POSが進んでいるのは?
すー:それは,コンビニでしょうね。
ジャン:カップラーメンやガムなどに,バーコードが付いていますよね。あれは,通産省が音頭をとってやったのですが,普及の決定打は,セブンイレブンが,バーコード付きの商品しか扱わないと宣言したからという噂です。
すー:今回の問題も,バーコードを利用したPOSシステムでしょうね。
ジャン:そうですね。あとスーパーといっても大きくわけて,二種あって,イトヨーカドー,ジャスコ,ユニー,ダイエーのような衣服を中心としたスーパーと,主に食品を中心に同一フロアーに,シャンプー,文房具などを扱う型式のスーパーです。今回の問題は,後者でしょう。入り口に買い物かごが合って,野菜,お肉,魚,豆腐,ジュース,真ん中に数列の棚があり,そこにコーヒー,缶詰,コーンフレーク,文房具,トイレ,台所回りのものがあるようなお店ですね。
すー:よく分かりました。
ジャン:では,設問1から行きましょうか?
| 設問1
分析をやり易くするために,売上データベースの内容を次のスキーマをもつ分析用データベースに移行する。 売上分析(売上ID,商品分類コード,数量) |
ジャン:百貨店の方が,高級志向ですからね。古い業態ほど,高級化指向になりやすいです。
すー:先生,「業態」って何ですか?
ジャン:小売業というのが,「業種」で,コンビニとかスパーとか,量販店,通販というのが,「業態」です。
すー:勉強になりました。ところで,この問題,売上のデータから,一度,分析用データを作るんですね。
| 売上(売上ID,日付,時刻,店舗コード,総額,レジ番号,担当者ID) 明細(売上ID,商品ID,数量) |
ジャン:売上データというのは,レジのデータですね。レジの精算ごとに,売上IDが付いて,購入した品単位で,明細を作っていますね。まあ,売上伝票と同じ型式です。
すー:どれどれ。
ジャン:すーちゃんの財布,厚いね。
すー:レシートと比べると,よく分かります。
ジャン:本番中に,レシートを見ると,カンニングと思われてしまいますが,家での勉強は,レシートを見ながら勉強するといいですよね。
すー:へえ。担当者なんか名前入りですよ。先生,○○スーパーのあの美人さんの名前は,△△さんっていうんですよ。
ジャン:知ってますよ。
すー:えっ? さすが,ジャン先生。
ジャン:分類は,「総菜」「生鮮」とか分類しているんですね。このレジ,同じもの2つ買っても,数量は1で,2行に書いていますよ。数量が2つ以上のときは,2回スキャンすると別の行になってしまうようですね。
すー:そうすると,上の「明細(売上ID,商品ID,数量)」の数量の意味がないですよ。
ジャン:レシートに印刷するときは,バーコードのスキャンした順で,レジの内部では,精算単位で,商品IDでソートして,合計数量にしているかも。そうしないと,こういった分析はできませんね。
すー:実際は,どうなんでしょうか?
ジャン:今度,開発している人に聞いてみますね。
すー:先生,設問1,解説に戻りましょう。
| 売上(売上ID,日付,時刻,店舗コード,総額,レジ番号,担当者ID) 明細(売上ID,商品ID,数量) 商品(商品 ID,商品分類コード,名称,単価) |
から,
| 売上分析(売上ID,商品分類コード,数量) |
を作るSQLですね。
ジャン:売上と明細を合体させて,レシートのイメージにして,そのレシートに印字してある明細を商品分類ごとにまとめるということです。では,すーちゃん,売上と明細の合体は,どの項目で結合させますか。
すー:それは,当然,売上IDでしょう。これは,具体的にはレジ番号とかですね。
ジャン:そうでしょう。商品を商品分類コードで集計するには,その商品がどの分類コードに所属するかで,明細.商品IDと商品.商品IDで合体させて,商品.商品分類コードでグループ化です。
| SELECT. FROM 売上,明細,商品 WHERE AND |
すー:次のようになりますね。
| SELECT 売上.売上ID, 商品分類コード, SUM(数量) FROM 売上, 明細, 商品 WHERE 売上.売上ID = 明細.売上ID AND 明細.商品ID = 商品.商品ID GROUP BY 売上.売上ID, 商品分類コード |
ジャン:設問2は,この売上分析から,
| 商品分類コード | 数量 | 件数 |
| 100 |
5
|
20
|
| 100 |
4
|
30
|
| 100 |
3
|
25
|
| 110 |
10
|
1
|
| 110 |
5
|
10
|
を作るSQLですね。すーちゃん,この表の特徴を言ってください。
すー:先ず,商品分類コード,さらに数量でグループ化して,その件数を表示ですね。表示の際には,商品分類コード順,数量順ですね。
| SELECT 商品分類コード, 数量, COUNT(*) FROM 売上分析 ORDER BY |
は,
| SELECT 商品分類コード,数量,COUNT(*) FROM 売上分析 GROUP BY 商品分類コード, 数量 ORDER BY 商品分類コード, 数量 DESC |
です。先生,g は,分かりません。設問にある,「表には,3個以上のまとめ買い」という条件のことと思うのですが。
ジャン:まあ,解答群から判断すると,分かりますよ。アは,すでに f で使用しています。ORDER BY は,並び替えの命令です。残りは,イのHAVINGしかありませんね。
すー:「数量を3個以上持っているもの」ということでしょうか?
ジャン:have という英語は日本語に対応させるのが難しいですからね。数量が3個以上の状態を保持しているというような感じでしょうか。すーちゃん,これを,実行すると,たぶん,数量の小さい順になりますよ。「数量 DESC」 として下さい。HAVINGも数量 DESCも,初めて,見ました。(^^);
すー:先生,知らないんですか?
ジャン:実際にSQLでプログラム書いたことがなくて,試験問題でやるだけですからね。本当に基本のことしか知りません。
すー:先生,でも,解答群から選択なので,なんとか解けますね。
ジャン:基礎的なことさえ分かっていれば,解けるように解答群を作成しています。教える立場からみると,情報処理技術者試験の問題は,よく出来ていますよ。二種のCOBOLや,Cなどはそれ自体をテストで試すとされていますが,SQLは,知らなくても解けるようになってます。データベースの構造から,こうなるはずって,問題が作成されています。
すー:SQL勉強しなくちゃ,って焦りましたが,勤マガ見ていたら,大丈夫そう。
ジャン:宿題メール+勤マガ,あとは,詰めの作業ですね。
すー:詰めの作業というと,先生,どうしたらいいですか?
ジャン:午前問題なら,「合格ノート」でいいでしょう。午後問題は,過去問題を,手でやるですね。読むだけの人も多いと思いますが,自分の解答を書き出して,採点して下さい。頭の中だけでは,だめですよ。
|
技: |
すー:ある程度やると,過去問題全部やって,暗記してしまうでしょう。そうすると,次どうしようかなって,思っている人もいると思いますけど。先生,そういう人はどうしたら,いいですか?
ジャン:答えを暗記したら,この問題の趣旨,なぜ,この試験にこの問題を出したかとか,考えながら解くといいですよ。暗記すると,出題者の気持ちに近づけます。それと,試験とは直接関係ない本を読むのもいいです。製品マニュアルとか,専門書,雑誌などです。過去問題をやりきっていない人も,今の勉強と平行して,他の本などを読むといいです。データベースの専門書など,数式がいっぱいあって,読めそうにないと思うかも知れませんが,思い切って,数式を見ないと決めて,読むと,面白いですよ。
|
技: |
すー:先生,本って,お金かかりそうですね。
ジャン:製品マニュアルもいいですよ。端から,端まで目を通して,分かるところだけ読むで,最後までやるといいです。後で,効いてきます。また,本代を気にしなくてもいい身分にそのうちなります。
すー:本を読むのは,急がば回れですか?
ジャン:そうです。関係の本を読むことは回り道のようですが,結果的に,過去問題のスピードアップにつながりますし,問題文に対する理解力も上がります。仕事にも役立つでしょう。
|
技: |
すー:先生,話しをだいぶそれちゃいましたね。設問に戻って,さっさと終わりましょう。お腹もすいてきたし。
ジャン:設問3を見ましょう。
|
すー:数式と図が登場すると,ちょっと身を引いてしまいますね。なんか苦手意識が先にたっちゃう。
ジャン:数式と図に対しても,コツは,言葉の力を使うです。言葉の力で,具体的なイメージを作ります。
すー:言葉というと左脳,イメージというと右脳って,言いますよね。
ジャン:実際,脳の中でどういう処理が行われているかは知りませんが,言葉の力,イメージの力,両方を利用するのが,コツです。小学校のころ,算数の文章題,図が描けたら解けたという経験,みんなあると思いますが,あれですね。文章を読んで考えるというのは,まだ,言葉の力に頼ったやり方です。そのときに図を描くと,イメージの力も利用できます。流れ図の問題で,図を見ずに解けというのは,逆に言葉の力で,攻めるというやり方です。
|
技: |
すー:先生,この設問の場合は,どうですか?
ジャン:すーちゃん,指標Cは,実際どんな指標ですか。スーパーでの買い物を想像して,説明してもらえますか?
すー:同じ商品分類ではないですね。Aを牛乳関係として,Bをペットフード関係とすると,牛乳はたいてい毎回買いますが,ペットフードは無くなりそうなときに買います。たまにしか買いません。なにかと同時に買うという商品ではないですね。同時に買ったのは,牛乳はもともと毎回購入するので,そうみえるだけでしょう。
ジャン:牛乳の仲間とペットフードの仲間では,商品分類Aを牛乳の仲間とすると,指標Cと指標Dとはほぼ同じ値になりますね。ペットフードが月に1度しか買わない商品とすると,図でいうと3で,家にペットが数匹いるような家庭だと,毎回購入して,図でいうと1に入りますね。
すー:学校の近くのスーパだと,お昼どきにコンビニの代わりに使う人もいるじゃないですか。そういうときは,おにぎりとカップヌードルとか同時購入しますよね。これって,全売上件数に占める割合は低いけど,おにぎりを購入した人がカップヌードル購入する割合は高いですよ。そうすると,おにぎりを商品分類Aとして,カップヌードルを商品分類Bとすると,指標Cは高くて,指標Sは,低いです。図では,2群に入りますね。この場合は,月曜だと少年ジャンプも買いそう。
ジャン:そうですね。ということは,逆にスーパーで月曜に少年ジャンプを購入するひとは,同時に,おにぎりやカップヌードル,また,お弁当も買いやすいですね。大根とかもやしとかは同時にあまり購入しないでしょう。
すー:先生,この図って,ポートフォリオっていうのではなんですか?
ジャン:そうです。よく知っているね。
すー:午前の問題で,でるじゃないですか。ポートフォリオって,具体的にどんな図がよく分からなかっんですが,この問題を解いているうちに分かりました。
ジャン:では,設問3を解いてみましょう。
| これら四つの場合のうち,同時購入の傾向が高く,それによる売上げ向上の期待がされるのはどの場合か。適切なものを,解答群の中から選べ。 |
|
すー:(同時購入の傾向高い)かつ(売上向上の期待)というと,指標Cが大きくて,指標Sも高いということですね。ということは,1群ですね。
ジャン:単純に考えるとそうです。
すー:えっ! 先生,なんか他にあるのですか?
ジャン:1群というのは,(同時購入の傾向高い)かつ(売上向上の期待)でなくて,(同時購入の傾向高い)かつ(売上の寄与)なんです。期待どころか,期待に応えている商品の組合せなんです。基本的にPOSで集めるデータというのは,現状を分析するんです。これで何をするかですよね。たとえば,同時購入の高い商品を売り場でできるだけ,離れて置く,そうすることで,売り場での滞在時間ののばす,それで余分なものを購入してもらうという戦略と,できるだけ近くに置いて,お客さんに便利にする,それで便利な店という評判を得るという戦略もあります。今以上に売上を増やすと考えたときに,1群の商品群に対してどうするか,2群の商品群に対しては,3,4群はという風にそれぞれ,売上向上の戦略が立つはずです。うまくいくかどうか,実験ですね。
すー:じゃ,1群から4群まで全部が答えですか?
ジャン:設問の文から,「同時傾向の傾向が高い」のは期待ではなくて,現実のものを選びますので,1群と2群が候補です。そこで,2群は売上の件数が少ないです。経験状,売上の件数が少ないものを努力しても,それほど売上の絶対額の向上に貢献しません。改善するなら,1群です。1群に対しては少しの改善が大きな成果に結びつきます。
すー:では,答えは,結局,1群でアになるじゃないですか。
ジャン:結果はそうです。(^^);
すー:先生,早く終わりたい。下の台所からいい匂いが私を呼んでます。
ジャン:設問4は,簡単ですよ。
すー:顧客の属性を追加ですよね。性別とか,若い夫婦で買い物に来たとか。
ジャン:そんなもの,レジで,精算単位で入力ですからね。当然「売上」でしょう。
すー:商品表に入れたら,この商品を一番よく買うお客さんの層はという項目も追加できそうですが,それは,分析の結果ですからね。後で,別に作成ですね。明細表に追加できそうですけど,それも後で分析時に可能です。購入した人の情報を最初から入れておくなら,売上表ですね。
ジャン:次回までの宿題は,初級シスアド午後平成11年秋問1です。
すー:やってきます。
(c)斎藤末広, 2000
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