
ここでは、ピタゴラスの定理の証明法を集めています。ここの掲示のない証明、また、オリジナルの証明があれば、投稿をお願いします。中学生レベルの証明法に限定します。
なお、投稿は、証明法を比較しやすくするために、一部記号の付け方など変更させていただくことがあります。ご了承ください。
なお,本当にオリジナルかどうかは,なかなか分かりません。自分で考えたという気持ちがあれば,ここでは採用するという基準でやっております。
吉村育弘の証明(2001年6月2日)
大橋道雄の証明(97年8月10日)
新証明 亀井喜久男の証明(97年7月20日)亀井氏の3大仕事
斎藤末広の証明(97年7月20日)
未整理 川上明則@和泉市(2004/09/17投稿)たしか17歳のころ。代数ではなく視覚に訴える証明方法はないかと円と三角形の関係を使って無い知恵を絞った記憶がございます。 * 証明 @ 線分 ab を直径とする半円を描き、円周ab を二等分する円周上の 点c と、 円周cb上に任意の 点d をとります。 A c と d を結ぶ直線の延長上に a 及び b からそれぞれ垂線を下ろし、 その足を e 及び f とします。 B ∠eca=180°−∠acb (直角)−∠fcb =∠cbf 線分ac = cb よって△eac≡△fbc その面積を S と置く。 C 前提より ∠abc =∠adc =∠fdb =45° よって △ade , △dbf , △abc は直角二等辺三角形。 D ∠dcb =∠dab , ∠adb =∠cfb = 90° よって △fbc と △dab は相似形で 線分cb とab は正方形の一辺と対角線の関係にあるから 長さの比は1対√2となり、それらを対応する辺にもつ上記二つの 三角形の面積の比は1対2である。すなわち △dab の面積=S×2 E 台形abfe−(△ace+△cbf) =台形abfe−2S =△abc 台形abfe−△dab =台形abfe−2S =△ead+△dbf すなわち △ead+△dbf =△abc 4△ead+4△dbf =4△abc つまり ad2乗+db2乗=ab2乗 * |
未整理 榮 紘嗣(岡山県立岡山一宮高校2002/秋ごろ投稿)> 自分の通っている高校では、課題研究の時間があり、 * > 直角三角形ABC(∠BCA=90°)を作り、 > BC=a,CA=b,AB=cとおく。 > 辺CBを点Bからcだけ延長した点をDとする。 > 点CからADに平行な直線を引き、 > 辺ABの延長線との交点をEとする。 > 点AからABに垂直な直線を引き、 > AF=bとなる点Fを、ACをはさんで > 点Bの反対側にとる。 > ∠ADB=θとおくと、∠DAB=θ,∠ABC=2θ > ∠BAC=180°−90°−∠ABC > =90°−2θ > ∠BAF=90°より > ∠CAF=∠BAF−∠BAC > =90°−(90°−2θ)=2θ > AC=AF=bより、∠ACF=∠AFC > ∠ACF+∠AFC+∠CAF=180° > 2∠ACF+2θ=180° > ∴ ∠ACF=∠AFC=90°−θ > AD//CEより、∠ADB=∠ECB=θ,∠DAB=∠CE > B=θ > ∠ECB+∠BCA+∠ACF=θ+90°+(90°−θ) > =180° > よって 3点E,C,Fは同一直線上にある。 > ∠ECB=∠CEB=θより、BC=BE=a > △ADCと△FEAにおいて、 > DC=EA=a+c,AC=FA=b,∠DCA=∠EAF=9 > 0° > ∴ △ADC≡△FEA > よって △ADC−△ABC=△FEA−△ABC > 図より △ADB=△BEC+△ACF > ∠CAFの二等分線と点Cを通りAFに平行な直線を引き、そ > の交点をGとする。 > ∠GAC=∠GAF=(1/2)*∠CAF=θ AF//CG > より ∠GAF=∠AGC=θ > ∴ △ABD∽△CBE∽△ACG > AB:CB:AC=c:a:b より > △ABD:△CBE:△ACG=c^2:a^2:b^2 > よって、定数kを用いて > △ABD=kc^2,△CBE=ka^2,△ACG=kb^2 > と表すことができる。 > △ADB=△BEC+△ACFより、kc^2=ka^2+kb^2 > ∴a^2+b^2=c^2 * |
> 三平方の定理の証明
>
> a の平方とb の平方の和 左側=右側 c の平方
>
> axa+bxb=(a+b)x(a+b)-2xaxb axa+bxb=cxc cxc=(a+b)x(a+b)-2xaxb
>
>
> 970年に成立した、源為憲の著書『口遊』に載っている「たゐに」に、
> この証明が示されています。
> 詳しくは、
大伴家持と三平方の定理
をご覧下さい。
「ピタゴラスの定理」の別証明集(@山口大学教育学部数理情報教室)

内接円の半径はrは、a,b,cで表現できる。さらに三角形の面積は、(a*b)/2 、また、(a*r + b*r + c*r)/2 であるので、ここから r を消去すれば、a,b,c の関係が現れるはずである。その式は
c2 = a2 + b2
に違いない。
直角三角形ABCにおいて、半径 r の内接円を描く。
内接円の中心をO、ACとの接点をD、CBとの接点E、BAとの接点Fとすると
△ADO≡△AFO、△BFO≡△BEO、△CDO≡△CEOなので、
AF=AD、BF=BE、さらにCD=DO=r、CE=CO=r
なので、
c=AF+BF
=(b−r)+( a−r)
よって
r=(1/2)×(a+b−c)
ところで、
三角形の面積は、a,bが直角なので(a*b)/2
また、内接円の半径rから
(a*b)/2 = (a*r + b*r + c*r)/2
a×b=r(a+b+c)
これに r=(1/2)×(a+b−c)を代入して
a×b=(1/2)×(a+b−c)(a+b+c)
2ab=(a+b)^2−c^2
よって
c^2=a^2+b^2
中学時代三角形の内接円の授業で、rの長さをa,b,cで表せることを導いたときに、この証明が思いつく。後半の式変形がちょっと面倒だが、これは、ただrを消去しているだけであるので、わかりやすい証明法と思う。
証明の概略
直角三角形ABCを、a倍した三角形、b倍した三角形を作成する。そうすると、abの長さの辺がそれぞれできるので、それを付けるとc倍の三角形と一致するはずである。
そのときの斜辺において、c倍した三角形とみるとc^2であるので、
c^2=a^2+b^2
大学の先輩であり、よく部屋に遊びにいった。そのとき、「とっておきの証明を教える」と切り出されたのが、これである。
この証明は、私が知っている限り一番簡単な証明である。
なお、私が知っている亀井氏の3大仕事