97年6月に読み終えた本

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マンガ『栄光なき天才たち』第2巻〜第4巻 作・伊藤智義 画・森田信吾 集英社 450円

 貸本店で返したついでにさらに借りた。扱われた人物は次の通りである。

第2巻

 N・H・アーベル(数学)、サンバドル・サンチェス(ボクサー)、G・J・メンデル(生物)、樋口一葉(文学)、フリッツ・ハーバー(化学)、W・K・ハイゼンベルグ(核物理学)、吉岡隆徳(陸上)

第3巻

 鈴木商店(商社)、東大野球部、リッチー・バレンス(歌手)、H・G・J・モーズリー(原子番号)、R・F・スコット(冒険)

第4巻

 北里柴三郎(医学)、山極勝三郎(医学)、野口英世(医学)、P・T・タッカー(実業)

 これだけの人の話を3巻、1時間ほどで読めてしまう。私としては、一つのことでたくさんのページがある方がうれしいので、これでは寂しい。

 北里柴三郎の研究所の建物が明治村にある。かってソフトウエア技術者協会管理分科会主催の勉強会を犬山で開いたとき、帰りに明治村の見学をし、北里研究所の建物に入った。そこには、彼の略歴がかかっていて、「政府の方針と会わず、XX研究所を辞職、北里研究所を設立、そのとき多くの部下が辞職しついてきた」とあった。それを見た私は、明治時代の気骨ある大科学者を想像した。この1行で私は明治村がここにあることをうれしく思った。このマンガには、その経過が書いてあり、私が想像していた以上にドラマチックな展開である。学会の権威をもった偉い先生がいろいろじゃまをしてくるのは、先のエイズ事件同様の構造である。その後、北里は、慶応医学部の設立に尽力すると書かれていた。そういえば、最近、ガン治療で物議をかもした本があるが、その著者も慶応医学部の人であった。

 野口英世は、正式な学歴は、高等小学校卒である。それ故に日本では活躍できなく、アメリカのロックフェラー医学研究所で活躍する。本書によると、研究テーマは、時代の注目を集めるものを選んでやり、名声に執着していたと書かれていた。このマンガの中で、助手のヤングに「ええっ、どんな、、自説をそんなにあっさりとつぶしてしまうなんて・・・!?」と言われるが、野口は、「フン! 他のヘタクソどもならともかく・・・ この私にとってはそんな事は大した問題じゃないね!」答えている。これは、野口がかって発表した黄熱病の説が評価されており、その反対意見もあがっているときの発言である。名声はほしかったのだが、名声や、自説を守ることより真実を追求する方を優先している姿である。自分に反対するもの対して、人事上意地悪をする、予算どりをじゃまをするといった態度ではない。

 タッカーは、映画にもなっている。自動車を作ろうとして、アメリカの大手の自動車メーカーのじゃまでうまくいかなかった人である。『「利権」への執着が悪の原因である』(喜納昌吉)がここにもある。自由の国アメリカでもこの通りである。

 野口英世、タッカーはビデオを借りて観たくなった。

マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』第48巻から第53巻 荒木飛呂彦 集英社(ホームページがない!) 400円位

6月20日読み終える

 家の近くにマンガの貸本店火の鳥という店がある。週刊ジャンプの連載のマンガである。6冊はほぼ彼の1年分の量である。こうみると、漫画家はあまり作品を発表できない。スタッフを付けてもっともっとたくさん作ってほしい。読むときは数時間です。マンガの世界は他の出版社に書かせない契約で作家を縛っている。これは一種の独占禁止法違反でしょう。

 主人公が1年から2年ぐらいの連載の中で交代していく。今は5代目の主人公である。ジョルノ・ジョバァーナでイタリア人である。イタリアが舞台で、マフィアに入りボスの地位をねらう話となっている。

 主人公とその仲間たち、戦う相手は、スタンドといわれる分身を持っている。一つの超能力を人格化したものである。守護霊のようなものである。たとえば、主人公のジョルノ・ジョバァーナは、ゴールド・エクスペリエンスと呼ばれるスタンドを持っている。能力は、物質を殴ることにより、それを小動物・植物に変身させれる。その小動物・植物に攻撃をくわえると加えたひとにそのパワーが返ってくる。また、人間を殴ると、感覚が暴走してその物を時間感覚がするどくなり、周りが遅く感じるようになる。部室をより生物化するといったパワーである。スタンドの能力をいかに応用して戦うかがこのマンガの魅力である。

 このマンガの魅力のもうひとつは、「かっこいい」とはなにかを語ることである。主人公がマフィアに入団するときに、幹部より試験を受ける。

幹部「人が人を選ぶときに一番大切なものは何だと思うね?」
主人公「『なにができるか』ですか」
幹部「君がなにができるのかね?」
(ここで、すこしみせる)
幹部「だがね、もっとも大切なものは他にあるのだ。それは『信頼』だよ。テストというのは君の『信頼』をみることなんだ」

とある。このことは、私が35才を越えて気づいたことである。人が人を選ぶときに一番大切な視点は「信頼」であることをさらりと書いてある。また、敵と戦い絶体絶命のピンチのときに、何を優先させるか、美学がある。人に賞賛されたときにどう答えるか、「かっこいい」とはどうあるべきかがテーマである。

マンガ『栄光なき天才たち』第1巻 作・伊藤智義 画・森田信吾 集英社 450円

6月20日読み終える

 社会的にあまり表に出なかった天才たちを書いているマンガである。この巻は、エリシャ・グレイ(電話)、古橋廣乃信(水泳)、エヴァリスト・ガロア(数学)、エンリコ・フェルミ(原爆)、鈴木梅太郎(医学)、サチェル・ペイジ(野球)、人見絹枝(陸上)、ドルトン・トランボ(脚本)の話が載っていた。一冊の中でこれだけの人数を扱うので、一人当たりのページはほとんどない。それぞれ、1冊、もしくは数冊にしてほしい。マンガでよむ伝記シリーズのホームページがあるといいですね。

 ところで、ここの登場人物を紹介したホームページを見つけることはできませんでした。どなたか、インターネット上で人名辞典を作成してください。

『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』 ジェームズ・カーン 石田享 訳 竹書房 590円(税抜き)

6月18日読み終える

映画の3作目の話である。山場は2つある。最初のジャバの宮殿からハン・ソロを救出するところと、最後のルーク、ダースベーダ、皇帝の戦いである。特撮のシーンとしては、ジャバ宮殿の宴会、エンドアでのスピーダー・バイク、最後のデス・スター攻撃である。

映画をみると、ハン・ソロが一番輝いている顔をしている、ルークは2作目(帝国の逆襲)、3作目(これ)と暗い顔をしている。これは、ハン・ソロは、友人(ルーク)、恋人(レイア)に出会い、いろいろなくぐり抜けながら、心が解放されている設定になっているからだと分かった。それに引き替え、ルークの方は、ダースベーダとの戦い、フォースの暗黒面との戦いに対して悩み設定になっている。

さて、この題名の「ジェダイの復讐」であるが、解説にはダースベーダが暗黒面からこちらの世界に戻ってきた(RETURN OF THE JEDI)を指すとあった。私もそう思う。最初はルークらが帝国に勝つので「ジェダイの復讐」と思っていた。しかし、暗黒面に押さえ込まれたジェダイが復活してくる話と言う意味であろう。

ダースベーダの最後の場面

ルーク「父さんを救いたいんだ」

ベーダ「もう救ってくれたよ」(この台詞はビデオを見るとホロっとくるところ)

ルーク「父さんをおいてなんかいけない」

ベーダ「ルーク、おまえの言うとおりだ…わしは間違っていた…妹に伝えるのだ…おまえが正しかったことを」

となっている。ビデオの日本語吹き替え版(昔のビデオ)では、「レイアに愛していたと伝えてくれ」がベーダの最後の台詞であった。今度のリメイク版ではどうでしょうか?

『すべての武器を楽器に』喜納昌吉 冒険社 1524円(税抜き)

6月14日読み終える

 学校の近くの大洞堂で購入。喜納昌吉(きなしょうきち)氏は、チャンプルーズを率いて『花』を歌っている人である。沖縄出身のミュージシャンである。アトランタの話が書いてあったのと、出版社が小さいので書くことにした。(小さな出版社の本は、後で見つけるのは大変だから)

 この本は、彼が、アトランタオリンピックの公式プログラムとして企画された「オリンピック・アート・フェスティバル」に招待されたところから始まる。そのコンサートを巡り、日本では、95年9月の少女暴行事件後の米軍基地反対運動の中でのやりとり、アメリカでは、現地アトランタで企画自体が空中分解をしていた話が載っていた。裏でこんな進行であったとは知らなかった。

 オリンピックが開催されたアトランタというところは、奴隷解放をめぐる歴史的な町である。その解放運動はまだ、進行中である。現地で、喜納昌吉らがコンサートを開いたような黒人教会は、オリンピック開催前の1年半で30件以上が焼き討ちにあっていること、さらに、喜納昌吉が立った野外ステージは帰国の3日後に爆弾で3名死亡していることがそれを証明している。さらに、このアトランタは、沖縄の少女暴行事件の犯人の出身地でもある。そんなアトランタに招待を受けた彼は、主催者側の混乱、沖縄の混乱を越え、黒人教会で、野外ステージで「花」を歌って来た。

 私は、この「花」と言う歌が好きである。彼は、この歌は、東京オリンピックの感動で受けた授かったフレーズであると書いていた。その後、数年たって、曲として完成させたのとのことである。この花は沖縄やアトランタのように太陽の光が強いところの花であろう。

 題名の「すべての武器を楽器に」は彼の主張である。

『スター・ウォーズ シャドウズ・オブ・ジ・エンパイア 下』 スティーヴ・ペリー 富永和子 訳竹書房 590円(税抜き)

6月?日読み終える

 映画でいうと2作目と3作目の間の話の設定になっている。氷の惑星から逃げ出した反乱軍を罠で建設中のデススターに呼び寄せる話がバックですすむ。これは映画の3作目のことである。映画の2作目でルークがダースベータから逃げ出してあと、ダースベータはもちろん息子(ルーク)をダークサイドに引き吊り込もうと、捜索を続けている。シゾールは、ルークの殺害をダースベータへしっぺ返しのつもりで、ルークを殺そうとアプローチしている。シゾールの館にルークらが集合して、助ける話である。最後の戦闘シーンでは、シゾールの死亡を確認できたなった。

 レンタルのビデオも見ながら場面場面を確認した。映画の場合は、映像としてのおもしろさがある。たとえば、ランドの星の雲のシーン、ランドの執事である坊主頭の耳あての機械などの迫力は映像ならではである。また、それぞえの名称、人、物の名前など、また、細かいストーリーなどは本に限る。このように映画の原作と映画を比較しながら読書・映画鑑賞するのは初めてである。また、スター・ウォーズは長編であるのがまたうれしい。このような映画・小説のセットは他にないであろうか?

『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』 ドナルド・F・グルート 石田享 訳 竹書房 590円(税抜き)

6月?日読み終える

 映画でいうと2作目の内容である。デススターを破壊された帝国は3年後、氷の惑星ホセの反乱軍の基地をとうとう探し求める。ハン・ソロはジャバの借金を返さずつき合っていたことになる。映画の中にでてきた動物、兵器など名前がよく分かったいい。この巻で、ダースベーダはルークの父であったと分かる。ハン・ソロはレイアに自分の恋心をうち明ける。ソロとレイアの恋愛の駆け引きの場面が多い。

 レンタルのビデオも見ながら場面場面を確認した。映画の場合は、映像としてのおもしろさがある。たとえば、ランドの星の雲のシーン、ランドの執事である坊主頭の耳あての機械などの迫力は映像ならではである。また、それぞえの名称、人、物の名前など、また、細かいストーリーなどは本に限る。このように映画の原作と映画を比較しながら読書・映画鑑賞するのは初めてである。また、スター・ウォーズは長編であるのがまたうれしい。このような映画・小説のセットは他にないであろうか?

『スター・ウォーズ 決戦センターポイント 上』 ロジャー・マクブライド・アレン 富永和子 訳 竹書房 583円(税抜き)

6月?日読み終える

 センターポイントというのは、実行の惑星である。恒星コレルを回っている。このセンターポイントは、いつ、だれが、どんな目的で作ったか不明の人工物である。それに人が住んでいる。コレリアン星系での不可思議な現象はここが原因であることが分かる。アナキンがいたずらで、古代人?の兵器を動作させて、大騒動になる。

『スター・ウォーズ クリスタル・スター 上』 ヴォンダ・N・マッキンタイア 富永和子 訳 竹書房 583円(税抜き)

6月3日(火)読み終える

 先の『フォースの覇者』の3年後の話である。ジェダイの復讐の10年後の話である。

 今回も、誘拐がある。ハンの子供の3人を何者かが、誘拐をしたところから話が始まる。双子の男の子とのジェィセン・ソロ、女の子のジェイナ・ソロは、5歳、アナキンは3歳半である。ジェイナの心の内が書かれている。5歳の子の心の中はいったいどんな感じか、自分の5歳の気持ちはもう忘れている、自分もあのようであったかなと思う、新鮮である。

 デス・スターは帝国軍の強力兵器であった。クリスタル・スターは、文庫本の裏表紙には、クリシア・ステーションの太陽である白色矮星(わいせい)と書いてある。ハン・ソロとルークは誘拐を知らずに、謎の人物に会いに、このクリシア・ステーションに旅行中である。

 新興宗教がらみ、帝国の再建を意図するものたちが、この上巻に登場する。下巻でどのように展開するか楽しみである。アナキンは、ほとんど寝ている、彼のフォースはどれくらいであろうか? ジェイナの方は敵の青年将校らしきものたちの食事にフォースを使って、砂をいれるいたずらをするシーンがあった。

 


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