パケットとフレームリレーとATM

パケット、フレームリレー、ATMを関連させて解説します。

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OSI参照モデルとの関係

OSI参照モデル

プロトコル内容

パケット X.25

フレームリレー

ATM
セルリレー

第7層アプリケーション層

ユーザー固有

ユーザー固有

第6層プレゼンテーション層

第5層セッション層

第4層トランスポート層

 

 

第3層ネットワーク層

・論理チャネル多重
・順序外れパケットの検出および再送制御

第3層

第2層上位層(LLC)
データリンク層

・タイマ管理
・受信情報フレーム
・伝送エラーによる再送制御
・フロー制御

第2層

HDLC採用

 

第2層下位層(MMC)
データリンク層

・フレームの多重化分配(ビット挿入/削除)

・フレーム長の検出

・伝送エラーの検出

?

 

第1層物理層

電気・物理条件

X.21,X.21bis

?

?

 

パケット通信 ITU-T勧告 X.25

 送信側で、送信するデータをパケット(小包)に分割し、発信番号と宛先をつけて伝送します。交換機では、蓄積交換が可能で、さらに、その都度空いた回線を効率よく使用しながら転送・蓄積を繰り返します。受信側では、発信番号を元に組み立てます。

 代表的なプロトコルは、ITU-Tが規定した規格にX.25です。これは、物理層は、アナログの場合は,RS-232Cと同様のX.21bisを採用、ディジタルの場合は,X.21を採用しています。データリンク層ではHDLCを採用しています。
(ここで疑問,パケット通信のアナログ,ディジタルとはどういうことか? X.21bisを使用するということはモデムを利用?)

 

パケットとHDLCのフォーマット 最長4096オクテット(バイト)
上の段はX.25,下の段はHDLC。

パケットヘッダ

ユーザーデータ(可変部)

FCS

ユーザーデータ(可変部)

FCS

 

F:フラグシーケンス 8ビット
A:アドレス部 8ビット
C:コントロール部 8ビット
FCS:フレーム検査シーケンス 16ビット
フレーム(パケット)全体は,128〜4096バイト

フレームリレー

 NTTでは、スーパーリレーFRとして商品化しています。

 パケット通信の第3層、第2層のLLCを省略した転送方式です。いわゆる交換機側の処理(エラーによる再送制御など)を省略して、高速性を出したものです。X.25のパケット通信では、INS-PのBチャンネルなどの限界64kbit/sがありましたが、フレームのリレーだけに限定することにより、1.5Mbit/sを実現します。低速版の128kbit/sもあります。

参考:KDDマルチメディア辞典 (フレームリレー)

ATM (asynchronous transfer mode)

 NTTでは、最速6Mbit/sのスーパーリレーCR(交換回線)と最速135Mbit/sのATMメガリンク(専用線)として商品化しています。

ATMの特徴

 1 非同期転送モード

 今までのパケット通信、フレームリレーでは、全国的に同じ時計でタイミングが制御されていましたが、その必要がなく、同期をとる必要がありません。

 2 固定長のセル

 情報部48バイト、ヘッダ5バイトの固定長のブロック(セル)を使用します。

 3 ハードウェアで処理

 パケット通信、フレームリレーでは、交換機内でソフトウエアで処理をしていました。ATMではハードウエアで処理をします。

 4 B-ISDN

 B-ISDN(broad-band ISDN:広帯域ISDN)は、156Mbit/s、620Mbit/sに対応したISDNのことで、従来の最高1.5Mbit/sのISDNの高速版です。従来のISDNは、N-ISDN(narrow-band ISDN:狭帯域ISDN)といいます。ATM はB-ISDNを使用します。

 5 可変速度サービス

 可変速度サービス(VBR:variable bit rate)は、伝送帯域を広げ、単位時間当たりのセル数を増やすことで実現します。そのため伝送速度が可変になります。

参考

 東京都庁有志グループ:東京の下水道と下水道光ファイバー (ソフトプランノート5


spage@yscon.co.jp

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