1種 平成9年度午前 問76

から問80解説

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問76 ア

 デュアルシステム、デュプレックスシステムの違いを問う問題である。頻出問題である。名前が紛らわしいので間違いやすいであろう。授業では、まず、単純なシンプレックスを教えて、次にデュアルシステムを教えて、その折衷システムとしてのデュプレックスを教えている。そうすることで名前の混乱を防いでいる。

 デュアルシステムは2重化され同時に両方で同一の処理を行う。そのための正しく動作しているかの照合をしている。デュプレックスシステムは、切り替えスイッチで故障のときに予備システムを使用するシステムである。

 ア 正しい。MTTRとは平均修理時間である。
 イ アビラビリティとは、稼働率と訳される。デュアルシステム、デュプレックスシステムともに、稼働率の向上につながる
 ウ デュアルシステムの方が、照合をする分、信頼性が高いといえる。
 エ デュアルシステムの方は、照合をする分、スループットが低い

問77 ウ

 従来の大型中心のシステムを集中システムから、LANなどの通信システムを利用した分散システムが時代の流れである。現状におけるメリット、デメリットを認識していくことは重要である。頻出問題である。集中システムは、管理がしやすが、ハード構成に制限がつき、割高になりやすい。分散システムは、集中的な管理がしにくいが、ハード構成に柔軟性があり、コストダウンがしやすい。また、使用者の満足度が高い。

 ア 異常発生の原因究明は、集中管理の方がしやすい。
 イ 運用要員が分散化されるだけで、減少はしない。ただ、大型機の用に専任化を必要とする度合いは減る。
 ウ 正しい。「データ通信の監視を行う必要」の意味が明確でないが、よしとしよう。
 エ 利用部門に近いところで、開発の続行、中止など判断できるので、無駄な仕事が減り、バックログはたまりにくい。

問78 イ

 頻出問題である。
 求める専用線の本数をXとすると、

 1 > (一時間で送らなくてはいけない量) / (1本あたりの1時間の実質的なスピード)*X
 1 > (192+64)*10800 / 4800 * 0.6 * 3600 * X
 X > 0.26

よって、解答は 3本のイである。

 問題文の速度、たいていの通信の速度は、秒当たりであるが、発生する量は時間当たりであるので、この単位変換で間違った人も多いであろう。また、回線利用率の60%というのは、本来4800ビット/秒の速度が6割しか発揮できないと考える。よって、実質的の速度は、4800 * 0.6 ビット/秒 である。 ヘッダというのは、通信のデータを送るときにそのデータの説明をここに入れる情報である。本社と工場の伝送であれば、どこの工場からとか、データを作成した日時とか、データの種別などが入る。通常、送りたい情報の前につけるので、ヘッダと言われている。

 なお、一秒当たり、4800ビットという伝送速度は、こんなに遅いのかと思った人もいると思うが、企業の通信では、パソコン通信やインターネットでの通信とは違い、技術的に対応が遅れているので、遅いのを使用している。

問79 ア

 信頼性の問題で頻出である。

 いずれのクライアントからもサーバーを利用できない確率であるので、
1−(サーバーが動作し、さらに、クライアントのどれかが少なくとも動作する確率)と考える。
サーバーが動作する確率は、(1-a)
クライアントのどれかが動作する確率=1− クライアントのすべてが動作しない確率
よって、クライアントのどれかが動作する確率は、1-b^3

 よって、解答は、1-(1-a)(1-b^3)のアである。

問80 ウ

 サービス時間の長いものを優先すると全体の待ち時間は増える。また、短いのを優先すると全体の待ち時間は少なくなるはずである。よって、ウが解答である。

 ただ、短いのを優先すると長くかかるお客はいつまでも処理されないことになりかねない。

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