1種
平成9年度 午前
問61から問70 問題と解説

末広ページへ このコーナーの目次へ

ここの内容に関しての質問を歓迎します。斎藤末広まで。

©斎藤末広(ジャン) 引用・複製を許可します。
書籍、雑誌などの場合は、「日本総合ビジネス専門学校 斎藤末広の資料を参考にした」旨をどこかに書いて下さい。
インターネットで公表される場合は、「末広ページ(http://www.mirai.or.jp/~suehiro/)の情報を参考にした」旨を入れて下さい。
事前の許可は必要ありません。
なお、問題文の著作権は私にありませんので、各自の責任において引用してください。


問61 イ

 頻出問題。プロトタイピングとは、日本語に直すと試作品作りである。ウーターフォールモデルでの作成では、仕様が要求通りか分かりにくいとか、使ったあとに作り直すのは大変ということから、試作品を見せ、それによって要求どおりかを確認して、それから本格的に作成する手法が生み出された。最近の開発ツールの高度なともなってますますこの傾向が強くなっている。

 ア ?
 イ 正しい
 ウ レビュー(インスペクション、ウオークスルー)
 エ ブラックボックステスト

問62 エ

 DFDの図の問題である。頻出問題である。

 ア 図にはない。アクティビティを図に表すのは、状態遷移図?
 イ 図の2本線
 ウ 図の矢印
 エ 解答

 あと、図、解答群にはないが、四角でデータの源泉、吸収を表す。

問63 エ

 現システムがすでに稼働しておきの新システムを構築するさいのデータフローダイアグラムを作成する順は、まず、現状の仕事でのデータの流れを理解する。それが、現システムでどうサポートされているかを理解する。その上で、新システムのいい流れを検討する。さらにそれを実現するための物理的なモデルを考えるが筋であろう。

 よって、解答は、エである。

 解答としてイを選んでいるとこもある。いきなり物理モデルを分析の対象とするのは、適切でない。分析する対象が何を想定して作れたのか分かってからとりかからないと無駄が発生する。予想してから分析するが本筋であろう。よって、イは間違いとした。

問64 イ

 流れ図の問題は、流れ図を読む前にどれくらい予想できるが鍵である。判定条件網羅というのは、流れ図のすべての分岐を通るというテストである。解答群より、A,Bが0か1を入れてテストしていることが分かる。最小のテストケースを求める訳であるから、ア、イで条件網羅したら、ウ、エを調べる必要はない。4択の場合は、ウ、イの順で解答である。よって、イが解答であることが予想できる。よって、イの条件で流れ図をテストしてみる。試してみると(1)はまっすぐ流れ、(2)は横に分岐するので、条件網羅している。念のため、アを試してみる。アの(1)、(2)とも最初の条件判断でNoとなるので、間違いとなる。


問65

 デバックツールとして用いられるときのトレーサの説明として,正しいものはどれか。

 ア 誤りの箇所が特定できないときに,実行順に命令とその実行結果を出力する。

 イ 磁気テープファイルや磁気ディスクファイルなどの内容を出力する。

 ウ プログラム実行中にエラーが発生したときに,メモリの内容を出力する。

 エ プログラムの特定の命令を実行するごとに,指定されたメモリの内容を出力する

解説

 トレースとは、跡をたどるという意味です。よって、英語の意味をしっていればアということが分かります。また、デバック手法として、基本的なテクニックです。

 ディズニーの映画で,『トロン』があります。この映画の話は,征服をたくらむマスタープログラム(OS)に対して調査を開始するトロンがユーザとともに闘い(デバック?)を挑む話です。トロンとは,トレース オンの省略で,トレースを開始するという意味です。

 トレースを開始すると,プログラムのどこが実行中か分かります。

その他の解答群の説明

 ア トレース
 イ ダンプ 
 ウ パストモーテムダンプ
 エ シングルステップ実行

解答 ア


問66 エ

 管理上限を超えたということは、エラーが多いということである。よって、エ以外は間違いである。しかし、上流にさかのぼって見直しが必要かどうかは、別の要因とのかねあいの問題であろう。

問67 ウ

 ア ?
 イ ?
 ウ 解答
 エ ?

問68 ウ

 PERT図の問題である。頻出問題。線が作業で丸はその区切りである。よって、数字の多い作業をたどる最小の時間がでる。

問69 ウ

 パレート図は、数量の大きなグループから並べて図式化して、重要な問題を明確にする。

 (図のサンプルを入れる)

問70 イ

 頻出問題。工業所有権という名前が付いているので、「商標権」は商業ではないかと悩む人もいるかもしれない。工業所有権は、産業上の利益を守る権利出ある。一方、著作権は、もともと芸術家の権利を守るものである。出版権、翻訳権は著作権に含まれる権利である。プログラムは工業所有権として保護するか、著作権で保護するか、議論があったが、著作権で保護するとなった。芸術を守るための権利を、プログラムに適用したために無理がある。ゲームなどのプログラムは著作権での保護が妥当であるが、給与計算などのプログラムのソースが死後50年保護されるというのは、おかしい。


spage@yscon.co.jp

末広ページへ このコーナーの目次へ