ここの内容に関しての質問を歓迎します。斎藤末広まで。
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斎藤末広(ジャン) 引用・複製を許可します。
ソフトウェア要求モデルのうち、”システムをトランジションとプレースによって表現し、トークンの動きとトランジションの発火によって平行動作の記述を可能としているモデル”はどれか。
ア E−Rモデル
イ オブジェクトモデル
ウ 状態遷移モデル
エ データフローモデル
オ ペトリネットモデル
ソフトウェア設計技法を大別すると、プログラムモジュールへの分割のための技法と、プログラムモジュール内の設計技法とに分けることができる。次の設計技法の内、プログラムモジュール内の設計技法はどれか。
ア オブジェクト指向設計技法
イ 構造化プログラミング技法
ウ データ抽象化設計技法
エ データフロー設計技法
オ 部分機能分割技法
解答群の中で,構造化プログラミング技法以外の技法は,すべてモジュール分割のときに適用される技法です。構造化プログラミングは,プログラムのロジックに影響をあたえる技法ですので,これが解答となります。構造化プログラミング技法とは,プログラムの流れを基本構造(連続,選択,繰り返し)によって構成していこうという考え方です。
オブジェクトに関する次の記述中の( )の中に入れるべき適切な軸の組み合わせはどれか。
オブジェクトとは、データとそのデータを操作する手続きを( a )してものである。
オブジェクト内のデータと手続きは、他のオブジェクトから( b )され、決められた
インタフェースによって、オブジェクトに対するアクセスが行われる。
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a |
b |
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ア |
カプセル化 |
隠ぺい |
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イ |
カプセル化 |
抽象化 |
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ウ |
分離 |
隠ぺい |
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エ |
類型化 |
抽象化 |
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オ |
類型化 |
分離 |
オブジェクト指向とは,従来の機能中心の設計をオブジェクト中心の設計にする考え方です。オブジェクトを定義して,そこのそのオブジェクトへの操作とオブジェクトが持つデータを記述します。
オブジェクトに対する操作と付属するデータを固めることをカブセル化といいます。オブジェクトに対する操作は,見方を変えると本来そのオブジェクトがもともと持っている性質の一部と考えることができます。例えば,「文書を印刷する」場合,文書はもともと印刷されるものという性質を持っていると考え,印刷のロジックを文書側に持たせます。実際に印刷すると言うのは,その文書にきっかけを与えるにすぎないと考えます。
文書というオブジェクトに印刷関係のデータを持つことによって,それを指示する側では文書の印刷に関わるデータの管理を省略することができます。また,間違ってそのデータを変更してしまうことがありません。さらに,印刷に関するロジックの変化,データの変化があっても指示する側の変更はほとんど発生しなくなります。これは,データと手続き(印刷)の隠ぺいと言われるます。
プロトタイプを使用して、ユーザインタフェースを検証する場合、その実施法方として、適切な記述はどれか。
ア プロトタイピングによる決定事項は、最終的に仕様が確定した時ではなく、その都度ドキュメント化し、ユーザに確認しておく。
イ プロトタイピングは、ユーザの要望が完全に充足されるまで、スケジュールと関係なく何度でも繰り返すべきである。
ウ プロトタイプ作成の主目的は、通常の典型的な業務の検証ではなく、特に複雑な例外処理等の操作を確認することに置くべきである。
エ プロトタイプの評価は、操作性のよいシステムを設計するために、コンピュータに不慣れなユーザだけを選んで行なうのがよい
オ プロトタイプは、ユーザの満足が得られた時点で、そのまま実システムとして稼動できるように、性能や信頼性を考慮して作成すべきである。
いくらプロトタイプといっても,確認のための書類化は必要です。あとの項目はそれぞれ間違っていますので,アが解答となります。
イ 予算と時間の都合から,繰り返しには自ずと限界があります。
ウ 逆で,例外処理の検証より,基本の確認によく使用されます。
エ 操作の標準化,実現ためのコストの観点から,スペシャリストの協力があったほうがいいです。
オ それに越したことはありません。しかし,性能,信頼性を試作品段階で要求するとコスト,時間がかかり現実的ではありません。
プログラムのテスト方法である捕獲/再捕獲テスト方において、故意に埋め込んだエラー数をN1、埋め込んだN1個のエラーのうち発見されたエラー数をk、発見された総エラー数 (埋め込んだエラーと潜在エラーの両方が対象)をnとした時、テスト開始前の潜在エラー数を求める式はどれか
ア.(k/n)N1
イ.(n/k)N1
ウ.((n−k)/k)N1
エ.(k/(n−k))N1
オ.(n/(n−k))N1
プログラムの残存バグ数の予測のために用いる成長曲線モデルとして最も適切なものはどれか
ア ゴンベルツ曲線
イ 指数曲線
ウ スプライン曲線
エ 対数曲線
オ バスタブ曲線
プログラムテストの手法に関する記述のうち、適切なのはどれか。
ア トップダウンテストでは、ドライバモジュールを作る必要がある。
イ ビッグバンテストは、大規模なシステム開発において、しばしば用いられる
ウ ブラックボックステストは、プログラムの制御の流れを参照しながらテストデータやテストの仕方を考える方法である。
エ ボトムアップテストでは、スタブは不要である。
オ ホワイトボックステストは、目視によって人間がプログラムの意味を考えながらテストしたり、コンパイラによる文法チェックを行なったりすることである。
ボトムアップテストでは,理論的にはスタブは必要ありません。
オブジェクト指向に関する記述として最も適切なものはどれか。
ア インスタンス変数の中には、クラス全体で共有されるデータが格納されている。
イ オブジェクトに対する処理依頼はメッセージ通信によってだけ行なう事ができ、それ以外の方法では出来ない。
ウ オブジェクトは、クラスによって定義される。クラスの中にはメソッドと呼ばれる共有データが格納されている。
エ オブジェクトは、データとデータに対する手続きを分離して考えた時のデータを意味する
オ 下位クラスはその上位クラスが持つ性質を継承することができるが、複数のクラスの性質を継承する考え方ではない
「オブジェクトに対する処理依頼はメッセージ通信によってだけ行なう事ができ、それ以外の方法では出来ない。」は,100%そうかと言えば違います。しかし,理論的にはそうであるという意味です。これを理想とします。