ここの内容に関しての質問を歓迎します。斎藤末広まで。
ゥ斎藤末広(ジャン) 引用・複製を許可します。
データベースにおけるデータ圧縮に関する記述のうち、正しいものはどれか
ア.データ圧縮によって、CPU時間を節約できる。
イ.データ圧縮によって、主記憶域を節約できる。
ウ.データ圧縮によって、ディスクの入出力時間を節約できる。
エ.データ圧縮によって、データ転送時間が長くなる。
オ.データ圧縮率は、データの性質に依存しない。
データ圧縮は,CPUを使用した計算時間が必要ですが,保存するため,転送するためのバイト数が小さくなるため,保存領域,転送時間が節約できます。
データベースの圧縮と言うのは,データベース全体で圧縮されていると言うことです。その他,ファイル単位で圧縮,磁気ディスク単位で圧縮,転送時のモデム内での圧縮,テープ書き出し単位でテープ上に圧縮などあります。モデム内のでの圧縮,テープ書き出し単位の圧縮の場合,装置に圧縮ロジックが含まれていて,CPUの負荷はかかりません。
ア 逆です。CPUの計算時間は増えます。
イ 補助記憶域は節約できますが,通常主記憶は節約できません。逆に展開をするための作業域などが必要になるので,主記憶は多めに使用します。
エ 転送時間は短縮されます。
オ データ圧縮率は,データの性質で大きく変わります。一度何らかの手段で圧縮されているデータの圧縮率は高くありません。
コンピュータシステムによって一定時間内に処理される仕事の量を表す用語はどれか。
ア オーバーヘッド
イ スループット
ウ ターンアラウンド
エ レスポンス
オ ロールアウト
仕事がコンピュータに入って出てくると考えて「スループット」といいます。スループットがいい悪いという言い方をします。1時間でXXXのジョブが10本走るなどという言い回しでスループットが表現されます。バッチ処理が中心だったころ、「ターンアラウンドタイム」とともに頻繁に使われました。
ア オーバーヘッド
通常は、オーバーヘッドタイムという言い方をします。本来の処理にたいして付属して発生する処理の時間をさします。アプリケーションプログラムを動作させるときの、OSの処理時間などをさすのが典型です。もともと「オーバーヘッド」はもともと簿記の用語で、間接費、税金などを指します。
ウ ターンアラウンド
通常は、ターンアラウンドタイムという言い方をします。行って返ってくるという意味でしょう。バッチ処理において、入力を指示してから、出力が手元に届き終わるまでの時間を指します。バッチ処理で給与明細発行を指示した場合、それが、印刷されて、手元に印刷された明細書が届くまでの時間を指します。コンピュータ処理の時間だけではなく、運搬などの時間も含みます。バッチ処理では、ターンアランドタイムの短縮が課題でした。
エ レスポンス
通常は、レスポンスタイムといいう言い方をします。レスポンスとは、反応ということで、人間のアクションに対して、コンピュータが反応を開始するまでの時間を指します。対話型処理において、重要な性能になります。マウスでプルダウンメニューを押してから、表示が開始されるまでがレスポンスタイムです。
オ ロールアウト
複数の仕事をコンピュータにやらせた時、重要度の低い仕事を一時的に磁気ディスクなどに保存して待避させることです。
次の性能のうち、TPCベンチマークによって評価できるものはどれか。
ア CPUの性能
イ OLTPの性能
ウ キャッシュの性能
エ ディスクの性能
オ ネットワークの性能
TPC(transaction processing performance council)の英語を知っていれば簡単な問題でした。OLTP(on line transaciton processing)の性能を評価します。
OLTPとは,座席予約,銀行の自動現金支払機などの処理を指します。通信回線を通じて取引(席予約,口座入出金など)を処理します。
あるシステムでは、システムの故障に直接結びつく装置が10台ある。システムのMTBFが105の時、装置1台当たりの平均故障率は幾らか。
ア 10−6
イ 10−5
ウ 10−4
エ 105
オ 106
システム全体のMTBFが105であるので,平均10000時間に1回故障します。
もし,100時間で1回故障するものが2台あった場合,合わせると100時間で2回故障するということになります。
よって,全体で10000時間に1回故障し,それが10台で構成されているときは,100000時間で10回故障していることになります。1台の故障率は,10−6となります。