ネットワークスペシャリスト
平成7年度 午前
問21〜問30 問題と解説

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問21

 図は,LANのアクセス方式の一つであるCSMA/CD方式のフレーム送信のプロセスを示す。図のaに入れるべき適切な手続きはどれか。

(図挿入予定)

 ア CRC値正常
 イ キャリア検知
 ウ 受信終了
 エ 衝突検出
 オ 送信延期

解説

省略

解答

問22

 クラスBのIPアドレスを、複数のサブネットに対して適応しているネットワークがある。そのネットワークのホストの全台数を10,000台、サブネットを200としたとき、そのサブネットマスクとしてもっとも適切なものはどれか。なお、サブネットごとのホスト数は均等とする。

 ア 255.240.0.0
 イ 255.255.0.0
 ウ 255.255.240.0
 エ 255.255.255.0
 オ 255.255.255.240

解説

 クラスBということなので,自由に使用出来るのは,下2バイトです。さらに200に均等に分割すると言うことなので,上から3バイトでサブネットまで識別し,最後の1バイトでサブネット内の割り当てを考えるとします。よって,下1バイトを取り出す(サブネットマスク)としては,エの 255.255.255.0が適当となります。

解答 エ

問23

 LANの規格に関する記述のうち、正しいものはどれか。

 ア IEEE802.1(高位層インタフェース)は、OSI基本参照モデルのセッション層とプレゼンテーション層に関する規格である。

 イ IEEE802.2(論理リンク制御)は、確認応答、誤り制御、フロー制御を行わないコネクションレスの制御手順に関する規格である。

 ウ IEEE802.3(CSMA/CD)は、同軸ケーブルによるバス型のLANを対象としており、ツイストペアケーブルは使用できない。

 エ IEEE802.4(トークンバス)では、トークンの信号もすべてのステーションで受信されるため、送信したいデータを持つ複数のステーションが同時に送信を開始する場合があり、正常なデータがあて先に到着しないことがある。

 オ IEEE802.5(トークンリング)では、送信したいデータを持つステーションはフリートークンを受信すると、送信権を獲得する。

解説

 IEEE(The Institute of Electrical and Electronic Engineers,Inc)は,日本語では米国電気電子学会)と訳されています。IEEE-802は,そこが決めた決めたLANのOSI参照モデルの第1層,第2層を中心に決めている規格です。この規格を検討している委員会は,1980年2月に設置されたので,802という名称を使ってます。この委員会は,13のグループに分かれて,それぞれの担当している規格は,13と言う数字をとばして,IEEE-802.1〜IEEE-802.14と言われています。

 IEEE-802シリーズは,LANのプロトコルのうち,OSI参照モデルの物理層,データリンク層(その内のMACサブ層)を中心に決めているプロトコルです。

 トークンリングでは,フリートークンを受信したものが送信権を獲得して,転送を開始しますので,輻輳(ぶつかり合い)が発生しません。そのため,大規模なLANに向いています。欠点は,イーサネット(IEEE-802.3)に比べてコストがかかることです。

そのほかの解答群の説明

 ア IEEE-802.1(高位層インタフェース)とは,ネットワーク層,トランスポート層,セッション層,プレゼンテーション層に関する規格です。
 イ IEEE-802.2では、データリンク層のうちのLLCの規格です。確認応答,誤り制御,フロー制御は,ネットワーク層とトランスポート層の範囲です。コネクション型,コネクションレス型はトランスポート層の規定です。
 ウ ツィストペア(10BASE-T)のケーブルも規定しています。
 エ この説明は、CSMA/CDの説明です。

解答 オ

問24

解説

その他の解答群の説明

解答 

問25

解説

解答 

問26

  FDDIに関する記述のうち、誤っているものはどれか。

 ア 伝送速度は100Mビット/秒クラスである。
 イ 電送媒体には光ファイバ、同軸ケーブルなどがある。
 ウ 当初は複数LANを結ぶ基幹LAN(バックボーンLAN)として普及が始まった。
 エ トークンパッシング方式である。
 オ 二重リングのネットワーク形態もある。

解説

 FDDI(Fiber Distributed Digital Interface)の名前から分かるように光ファイバーの規格です。

解答 イ

問27

 ファクシミリに関する記述のうち、誤っているものはどれか。

 ア ITU−T(旧CCITT)で勧告したG4ファクシミリ用データ圧縮方式には、MH(モデイファイドハフマン)符号化方式とMR(モディファイドリード)符号化方式の2方式がある。
 イ G3ファクシミリは、ファクシミリ信号の中に含まれる冗長性を圧縮する機能を持つ。
 ウ G4ファクシミリは、蓄積機能やテレテックスとの相互接続機能の違いに応じて3種類のクラスに分類される。
 エ MR符号化方式は、2次元逐次符号化方式の一種で、一般にMH符号化方式に比べてデータ圧縮効果が大きい。
 オ 電話網におけるファクシミリの電送制御手順を定めたITU−T(旧CCITT)勧告T.30には、トーナル手順とバイナリ手順とが規定されている。

解説

 HM符号化方式,MR符号化方式はともにG3ファクシミリで採用されている方式です。G3ファックスは事務所・家庭と一番普及しているファクシミリです。

 後の項目は正しいです。

解答 ア

問28

解説

 

解答 

問29

 アナログ回線に適用するモデムに関する記述のうち、正しいものはどれか。

 ア データ伝送速度が増せば、キャリア周波数も高くなる。
 イ データ伝送速度は最高で9.6kビット/秒程度である。
 ウ モデムにおける変調方式の例として、周波数変調、位相変調がある。
 エ モデムには、主に公衆回線向けの4線式回線と、専用線向けの2線式回線用とがある。
 オ モデムの変調速度は、データ伝送速度(回線速度)に一致する。

解説

 モデムの変調方式として,周波数変調,位相変調,振幅位相変調,直交振幅変調などがあり,ウがただしです。

 残りはは違っています。

他の解答群の説明

 ア キャリア周波数とデータ伝送速度との関係?

 イ モデムの速度は,出題された当時(平成7年)14.4kbpsから28.8kbpsが移行でした。

 エ 公衆回線は2線式,専用線は4線式です。

 オ データ伝送速度は,変調速度の倍数になります。一致しません。

解答 ウ

問30

 多重化装置に関する記述のうち、正しいものを二つ選べ。

 ア ISDNサービスによってはじめて、音声、データ、画像など各種情報を多重化して伝送するマルチメディア多重化装置が使われるようになった。

 イ 拠点間の複数回線を、多重化装置の導入で単一回線にすることによって、回線コストを低減することができる。

 ウ 統計多重化装置を使って、高速側回線(多重化装置間の回線)の速度を、低速側回線の合計速度以下にすることができる。

 エ 物理的に1本の線路を周期的なタイムスロットに分割し,それぞれにチャネルを割り当てる方式を,パケット多重という。

 オ 物理的に1本の線路を複数の周波数帯に分割し,それぞれをチャネルとして用いて多重化する方式を,空間分割多重という。

解説

 多重化の目的は,ビットあたりの安い高速回線にいくつかの回線のデータを多重化してコストを下げることです。

その他の解答群の説明

 ア マルチメディアデータの多重化は高速ディジタル回線においても実現していました。

 エ これは時分割多重といいます。パケット多重はタイムスロットを必要としません。

 オ 周波数分割多重(FDM)といいます。

解答 イ,ウ

 


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