ここの内容に関しての質問を歓迎します。斎藤末広まで。
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斎藤末広(ジャン) 引用・複製を許可します。
HDLC手順のフレームを構成する部分のうち、データリンク確立・解放の制御をするときに使われないものはどれか。
ア アドレス部
イ 情報部
ウ 制御部
エ フラグシーケンス
オ フレーム検査シーケンス
HDLC手順のフレーム(パケット)の構成は、
[開始フラグ] [アドレス部] [制御部] [情報部] [フレーム検査シーケンス] [終了フラグ]
です。
データリンク確立・解放とは、1対1で繋いで、HDLCの場合はエラーチェックもして、切ることです。よって、開始フラグ・終了フラグはフレームの開始と終了を表し、アドレス部は繋ぐ相手の認識、制御部というのは、指令や応答で、フラグシーケンスはエラーチェックをします。
情報部がこの場合関係がありません。情報部は、ビット列です。文字コードである必要はありません。
参考
通信プロトコルとその説明に関して、誤っているものはどれか。
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通信プロトコル |
説明 |
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ア |
FTP |
ネットワーク上のシステム間でファイル転送を行ったり、リモートシステム内のファイルやディレクトリにアクセスしたりするためのプロトコル |
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イ |
NNTP |
ネットワーク上でのニュース機能を実現するためのプロトコル |
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ウ |
SMTP |
ネットワーク上での電子メール機能を実現するためのプロトコル |
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エ |
SNMP |
ネットワーク上のシステム内で使われるユーザやシステムの名前から、ネットワーク全体で割り当てられるアドレスを提供するプロトコル |
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オ |
TELNET |
ネットワーク上の他システム内のアプリケーションに、ネットワークを介してアクセスすることができるプロトコル |
すべて、インターネットのプロトコル、サービス名です。エの説明は、DMSのことを指します。
SNMPは、TCP/IPを利用したネットワーク管理プロトコルで、正式名は、simple network management protocolです。ルータ、ハブなどのネットワーク機器情報を管理システムに送るプロトコルです。ルータ、ハブの中に代理人(エージェント)という機能があって、それがこのプロトコルに応じて管理情報を送りだします。
パケット交換網のプロトコルに関する記述のうち、正しいものはどれか。
ア X.25では、LAPD手順を採用している。
イ X.25では、パケット形態端末とパケット交換網との間のデータリンク層におけるアクセス手順として、ISOのベーシック手順を採用している。
ウ X.25では、モジュロ64を使用する。
エ X.25のレイヤ2は、キャラクタオリエンテッドになっている。
オ X.25のレイヤ2は、パケット形態端末とパケット交換網の間で、ブロックやフレームの伝送機能と伝送誤りの検出・回復機能を実行する。
正しいのはオです。X.25というパケット通信のプロトコルは、説明の通りです。
ア LAPD(Link Access Procedure on the D-channel)手順は、ISDNのDチャンネルが第2層(データリンク層)で採用されている手順です。X.25では、LAPB(Link Access Procedure Balanced)手順を採用しています。
イ X.25ではベーシック手順ではなく、HDLC手順を第2層(データリンク層)で採用しています。
ウ モジュロとは、割った余りで分類することです。X.25は、8bitを基本構成としているHDLCでも分かるように、8で割ったものを基準としてますので、モジュロ8です。(拡張モードのときは、モジュロ128を使用)
エ キャラクタオリエンテッドとは、日本語で言うと、「文字向き」という意味です。HDLCの情報部は、ビット列(ビットオリエンテッド)です。キャラクタ(文字符号)である必要はありません。
LAPDとLAPB
モジュロ
パケット通信のブロックとフレーム
ネットワークのフロー制御として、メッセージごとに受信確認を待つことなく複数のメッセージを送る方法がある。この方法において、受信確認を待つことなく送信できる最大メッセージ数は何と呼ばれるか。
ア ウィンドウサイズ
イ セルサイズ
ウ チャネル数
エ パケットサイズ
オ レイヤ数
知らないと解けない問題です。HDLCでは、そのつどの受信確認を待たずに送信ができます。このまたずに送信可能なフレーム(パケット)の数をウィンドウサイズと言ってます。また、このようなフロー制御方式を、ウィンドウ方式と言ってます。フロー制御の他の方法としては、ストップアンドウェイト方式があります。これはバッファなどがいっぱいになったときに、ビジー信号を出して相手を止める方式です。
平均待ち時間(W)、平均伝送時間(T)、回線利用率(ρ)の関係がM/M/1の待ち行列モデルに従うとき、適切な記述を二つ選べ。
ア 回線利用率(ρ)が50%を超えると、平均待ち時間(W)が平均伝送時間(T)よりも長くなる。
イ 回線利用率(ρ)が80%を超えると、すべての電文の待ち時間が平均伝送時間(T)よりも長くなる。
ウ 回線利用率(ρ)が一定であれば、平均待ち時間(W)は平均伝送時間(T)に比例する。
エ 電文の数は同じで、平均伝送時間(T)が倍になると、平均待ち時間(W)も倍になる。
オ 平均伝送時間(T)が同じで、回線利用率(ρ)が倍になると、平均待ち時間(W)も倍になる。
平均待ち時間=(回線利用率/(1−回線利用率))×平均伝送時間
ですので、ア、ウが正解です。
あるオンライントランザクション処理(OLTP)システムにおいて、応答時間、平均応答時間をWaとするとき、Wがx以下となる確率を表す分布関数は、
P(W<=x)=1−exp(−x/Wa)
である。トランザクションの90%の応答時間が2秒以内であるとき、平均応答時間Waは何秒か。
なお、ln10=2.3とする。
ア 0.02
イ 0.45
ウ 0.87
エ 1.15
オ 1.80
expと言うのは、eの累乗を表す書き方です。exp(2)は、e2のことです。eとは、統計の世界では、円の世界で言うπのような重要な定数で、自然対数の底と言われます。e=2.71828…の無理数です。
ln10と言うのは、loge10のことです。
「トランザクションの90%の応答時間が2秒以内である」というのは、P(W<=x) = P(W<=2) で、Wが2以下の場合の確率という意味で、それが、0.9ということです。
よって、問題文の式は、次のようになります。
P(W<=x)=1−exp(−x/Wa)
0.9 = 1 - e(-2/Wa)
e(-2/Wa) = 0.1
ここで、対数を考えると
loge(-2/Wa) = log(0.1)
-2/Wa = log(10-1)
2/Wa = log(10)
ここで、ln10 = 2.3なので、
2/Wa = 2.3
よって、Wa = 2/2.3 = 0.8695…
100台の電話機のトラフィックを調べたところ、電話機1台当たりの呼の発生頻度(発着呼の合計)は5分に1回、平均回線保留時間は30秒であった。このときの呼量は何アーランか。
ア 5
イ 10
ウ 15
エ 20
オ 25
アーランという単位は,「呼び」の頻度の単位で,トラフィック理論の創始者のアーランにちなんで付けらました。,単位時間内で回線の使用している時間の割合を示します。1アーランは,1回線が100%使用されている状態です。つまり,1分でみると,1分間話中であれば1アーランで,30秒間話中だと,0.5アーランとなります。
この問題を1分間を基本にして計算すると,
電話一台当たりは,1/5
× 0.5 = 0.1(アーラン),100台有るので,0.1 × 100 = 10(アーラン)
1時間を基本にして計算んすると
電話一台当たりは,12×30/3600
= 0.1(アーラン), 100台有るので,0.1 × 100 = 10(アーラン)
アーラン
トラフィック理論
ネットワーク設計における安全対策に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
ア オートコール方式では、利用者がホストシステムを呼び出した後、いったん回線を切り、ホスト側から改めて利用者側に電話をかける。
イ 通信センタ間を結ぶ基幹回線や交換機の障害に対応するため、迂回ルートを設ける。
ウ 通信の機密保持のため、利用者の識別・確認を行う。十分な識別・確認が行えないシステムにおいては、専用線を利用するなどによって利用者を限定する。
エ 盗聴されては困る機密データを伝送する場合は、暗号化を行う。
オ 不特定多数の利用者がアクセスするネットワークでは、通信相手の履歴をとったり、使用状況をモニタしたりすることによって、不当なアクセスを防止する。
アの説明は,コールバック方式の説明です。これにより,アクセスをしてくる場所を限定出来ますので,不正アクセスがやりにくくなります。
また,オートコール方式とは,電源を入れたときに,もしくは,何らかのプログラムなどを起動させたときに,自動的に電話を掛ける方式です。セキュリティ対策の面はあまりありません。むしろ,自動設定の情報が盗まれるという危険性があります。
参考
コールバック
迂回ルート
暗号
オートコール
アクセスログ